Blanco

 
あとどのくらいかな
あのきれいな海まで
遠いな
 
寄り道してきたな
キリがない日々だったよ
楽しかった
 
泣いて笑ったりして過ごしていればいい
ストロボの光が途切れないように
 
きっと終わる
あと数十秒
理由はないさ
歩き出さなきゃいけないんだ
 
時計のネジの中で回り回る
もうどこへも戻らない
 
ゆっくり揺れたブランコは錆びた
そう下らないと切り捨てた僕らも
 
きっと終わる
予想もせずに
まともじゃないな
でもそれでいい
 
場面は変わる
ああ夢の中にいたいな
また始まるんだ
 
 

Everything

Everything

ずっと窓の外流れる雲を一人見てた
きっと意味はない 
ぶつかり合って溶け合うだけ

泳ぎ切った疲れを暇に任せ空に飛ばす
だけど何もかも愛に繋がる想像の泡さ

映し出すスクリーン 心地良い風
苦いもの甘いもの
体温 トゲ 砂時計 
思い出したものが僕のすべて

さあ探しに行こう 
まだ悩んでるの?
そんな痛みなら放り投げてしまえよ!

浮かび上がっていく 
目は瞑っている
そうさ金星の思うがままに

映し出すスクリーン 心地良い風
苦いもの甘いもの
体温 トゲ 砂時計 
思い出したものが僕のすべて

Colours

Colours

絵の中飛び込む
出られなくなってしまったよ

奴らの誘惑通り
ヘリコプター壊れた

空洞もスタイルも
噛み締めてから夜に投げた

口から反吐を出した
ぜんぶ反射して戻ってきた


ずっと前から気になってたんだ
僕は一体は何色なんだ
誰にも決めさせたくない
気にするほど薄くなっていく
届きそうで届かないんだよ

ここでは
愛以外はない
ぜんぶ君の思い通り

老人と海

作詞 梅沢うめお

卵は鳥になる
鳥はたまに焼き鳥になる
種は花になる
花はたまに窓に飾られる
おたまじゃくしはカエルになる
ニドランはニドキングになる

精子は赤ちゃんになる
赤ちゃんは幼児になる
幼児は少年になる
少年は恋をする
少年は恋に敗れる
そして青年になる
青年はおっさんになる
たまにおばさんになりたがる
おっさんはおじいさんになる
おじいさんは海へ還る



国境はない

国境はない

作詞 梅沢うめお

 

地球に人間が勝手に

線を引き土地を決めた

そもそも誰のものでもない

ここからここまでが

俺の土地だと言い張りやがる

 

地球に人間が勝手に

線を引き国境を決めた

そもそも誰のものでもない

地球は勝手にやられたが

多分怒っていない

 

ある日親父が勝手に

俺が買ったパンツを履いた

そもそも誰のものでもないかもしれない

地球が怒らないように

俺も怒らないよ